朝ドラ「べっぴんさん」野上ゆりはどんな女性?蓮佛美沙子の演技に注目

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2016年後期のNHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』

主人公・坂東すみれの姉・野上ゆりを演じるのは、蓮佛美沙子さんです!

ゆりは妹のすみれとはまたちょっとタイプが違うようですね・・。

今回は、野上ゆりがどんな女性なのか、百合のモデルとなった佐々木智恵子さんについてや、ゆり役の蓮佛さんがどのような思いで演じているのかをお伝えしていきたいと思います!

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野上ゆりのモデルは佐々木智恵子

野上ゆりはすみれの3歳上の姉ですが、すみれのモデル・坂野惇子さんは実際は佐々木八十八の3女として生まれています。

坂東すみれ(坂野惇子)の詳しい記事はコチラ!

では、ゆりは長女か次女のどちらかがモデルになっているわけですが、次女の佐々木智恵子さんがゆりのモデルとなっているようです。

智恵子は惇子と13歳も年が離れています。

智恵子は、神戸女学院を卒業後、岡山県の勝山藩主・三浦基次氏の長男・三浦義次氏と結婚され、二人の間に生まれた長女・晃子さんと東京に住んでいます。

義次氏は”子爵”と呼ばれる位にあたる方ですね。(五爵の中では4位)

日本では、いわゆる”お殿様”の位です・・。

また、佐々木八十八が創業した「佐々木事業部」の監査役・「レナウン・メリヤス工業」の取締役を務めています。

惇子が甲南高等女学校を卒業し、東京女学館高等科で聴講生となった際には三浦家に2年間居候していたようです。

第二次世界大戦で空襲に遭い、被災した智恵子は、岡山県勝山町の旧藩邸に疎開。

惇子もまた神戸大空襲で被災し、姉を頼って岡山県勝山町へ疎開しています。

野上ゆりはどんな女性?

野上(坂東)ゆりは、成績優秀で幼いころから八十八の会社・坂東営業部を継ぐことを考えていたしっかり者。

ですが、戦争でやりたかった仕事ができなくなってしまいます。

ゆりは、「坂東営業部」の取締役・野上正蔵(名倉潤)の一人息子ですみれの幼なじみだった野上潔(高良健吾)と結婚。

野上潔の記事はコチラ!

戦後の大変な時期を、2人は梅田の闇市で生活することになるのですが、世間知らずだったゆりはそこで潔の商売のやり方に疑問を持ったり、当時の女性であるが故の苦しさを経験することになります。

ですが、強い絆で結ばれた潔とともに、その苦しさをバネにして成長していきます。

すみれとの関係は、自分で考えて行動していくすみれを見て焦りを感じることも。

でもその姿に背中を押され、ゆり自身も自分の道を見つけていくことに。

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ゆり演じる蓮佛美沙子さんの思いは?演技にも注目!

蓮佛さんいわく、
「ゆりのやりたいことに突き進む強い女性、でも自分を貫けない弱さも持ち合わせている」
とおっしゃっています。

ゆりは家業を継ぐという目標を掲げていますが、五十八は先の見えない時代だからこそ、結婚して家庭に入ってほしいと思っています。

結果、自分の本当に好きだった潔と結婚し「坂東営業部」で働くことになりますが、戦争で空襲に遭い、生活は一変。

この時期、夫という頼れる存在がいて子供もいなかったゆりは、世間知らずで厳しい環境の中で生きていくことがとてもつらいという状況ですが、それがのちにゆりの力になっていきます。

つらい時期が長いのは、蓮佛さんご自身も演じていても苦しいのだとか。

でも、つらい時期を乗り越えてわかること・・そこにはリアリティーがあり、朝ドラの魅力の一つだとおっしゃっています。

「ゆりとすみれは、”しっかり者の姉と守ってあげなきゃいけない妹”という関係ですが、女性同士、尊敬し合う関係に成長していくのだろうと思います」
と蓮佛さん。

ゆりが闇市の生活で悶々としている中、すみれは自分の力で立ち上がり、つらい毎日でもそこから喜びや楽しみを見出していきます。

そんな妹の姿を見て焦りを感じつつも、自分が働くことの意味や目標を見つけて前に進んでいく・・それがゆりだそうです。


・・ゆりの人生もまた深いものがありますね。

「戦争で全てを失う」という描写は、どの作品をみてもつらいものがありますが、そこから這い上がって乗り越えたこの時代に生きた人たちは本当にすごいとしか言いようがありませんよね・・。

ゆりもまた戦争という経験で成長していく女性の一人。

ゆりがどんなふうに生き抜いていくのか、それを蓮佛さんがどう表現していくのかにも注目していきたいと思います!

最後までお読み頂きありがとうございました。

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