海よりもまだ深く[映画]原作は是枝監督が？豪華キャストと見所も

2016年5月21日公開予定の映画

『海よりもまだ深く』

今作は、2015年の日本アカデミー賞最多となる12部門を受賞した『海街diary』や『そして父になる』でお馴染みの是枝裕和監督が手がける話題作。

団地を舞台とし、売れない小説家の男性、母親、そして元妻と子供が台風の日に1つ屋根の下で過ごす日のストーリーです。

ドラマ『下町ロケット』で熱い男を演じたばかりのベテラン俳優・阿部寛さんの“ダメ中年っぷり”が見どころとなる今作。

是枝監督自身が

「自分が亡くなった後、あの世で「下界で何をしていたんだ？」と尋ねられたら、この作品を１番に見せる」

と言うほど、今の監督自身を色濃く反映している作品です。

それでは、映画『海よりもまだ深く』の詳しいストーリーと豪華キャストをお伝えしていきます！

海よりもまだ深く　原作は是枝監督が？

まずは、映画情報と原作についてチェック！

今回は是枝監督が原案・脚本・監督を務めるということで、完全オリジナル作品となります。

撮影場所も実際に監督が9歳から28歳までを過ごした団地で行われるという、監督ご自身の深い思いのこもった作品となったようです。

海よりもまだ深く　あらすじが切ない・・

それでは、映画『海よりもまだ深く』のあらすじを見てみましょう。

主人公は、売れない作家・良多（阿部寛）。
１度は新人賞を受賞するもその後は鳴かず飛ばず。
なんとか探偵として働いているものの、作家としての夢も諦めきれず、なのにギャンブルからも抜け出せない・・・。

妻・響子（真木よう子）からは愛想を尽かされ離婚されるも、息子・真悟（吉澤太陽）の養育費すらもまともに払えないという、まさしく“ダメ中年”のお手本のような生活を送っていた。

しかも「小説の取材の為に探偵をやっている」と言いながらも、元妻の響子を張り込み。
その事で新しい恋人の存在が発覚し、未練たらたらの良多はショックを受ける。

そんなある日、団地で一人暮らしをしている良多の母・淑子（樹木希林）の元にたまたま“元家族”が集まった。

台風のせいで帰れなくなってしまった彼らは、一晩を一緒に過ごさなければならなくなり・・。

「みんながなりたかった大人になれるわけじゃない」そんな飾りも何もない等身大の人々の今を描き出し、一度は壊れてしまった“元家族”の一晩だけのストーリー。

思い描く未来とは違ってしまった今を生きる登場人物たちの”それぞれの思い”が、どのように描き出されているのか、楽しみですね。

海よりもまだ深く　豪華キャストに注目！

それでは、映画『海よりもまだ深く』の豪華キャストを見ていきましょう！

良多：阿部寛

売れない作家、元妻にも未練たっぷりの“ダメ中年”。

ドラマ『下町ロケット』からのギャップが楽しみなところです。

響子：真木よう子

良多の元妻で現実志向で前向きな女性。

阿部寛さんとの共演も多い真木さん。
今作でのお2人の関係性も見どころの一つ！

真悟：吉澤太陽

良多と響子の一人息子。
映画『ストレイヤーズ・クロニクル』にも出演し、現在、”恵比寿学園男子部”（通称エビダン）に所属し活躍ている、注目株のひとりです。
今後の活躍が楽しみですね☆

淑子：樹木希林

団地に一人暮しをしている良多の母親。
「（この映画が）まあまあなのか上出来なのか、蓋をあけてみるのが楽しみ」と大御所の余裕を見せてくれています。

この他にも小林聡美さん、リリー・フランキーさん、池松壮亮さん、橋爪功さんなど、豪華キャストが脇をしっかり固めています。

海よりもまだ深く　見どころは？

今作は「こんなはずじゃなかった」という少し悲しくて情けない大人の姿を映し出しています。

それは大事件でもなければ、特別な事でもなく、誰にでも思い当たる・・そんな日常だったりします。

今作の見どころは、

夢を追うということって何なのか？

人生って何なのか？

そんな事を是枝マジックにより深く考えさせられる作品というところですね。

自分の人生を投影させて見てしまいそうです。

この映画を通してこれまでの人生を振り返り、また新たな一歩を踏み出す・・そういう楽しみ方もいいかもしれません。^^

映画『海よりもまだ深く』は2016年5月21日より全国にて公開予定です。

それでは今回はこの辺で！