朝ドラ「べっぴんさん」坂東五十八を演じる生瀬勝久の演技が凄い!
2016年後期のNHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』
主人公・坂東すみれの父・坂東五十八を演じるのは、ベテランの実力派俳優・生瀬勝久さんです。
生瀬さんといえば、毎クール何かのドラマに出演されているほど、日本のドラマには欠かせない存在となりました。
今作ではヒロインの父親役で登場されますが、どんな演技をみせてくれるのかも楽しみです!
今回は、朝ドラ「べっぴんさん」に登場するヒロインの父・坂東五十八、そのモデルとなった佐々木八十八氏についてや、生瀬勝久さんがどんな思いで演じておられるのかをお伝えしていきたいと思います!
坂東五十八のモデルは佐々木八十八氏
今作のヒロイン・坂東すみれのモデルとなったのは子供服専門店・ファミリアの創業者・坂野惇子さんです。
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その惇子さんの父である佐々木八十八(ささきやそはち)さんは、レナウンの創業者であることは有名ですよね。
八十八さんは、京都府のべっ甲商「和泉屋」の三男として生まれましたが、八十八夜に生まれたため、「八十八」と命名されたようです。
佐々木家は母方の家系で、11代にわたって商家を営む豪商。
八十八の父・佐々木源三郎は後夫として佐々木家に入っていますが、八十八が14歳の時に死去。
その後八十八は、舶来雑貨の輸入業をするために大坂の輸入雑貨販売店「大由」で働きながら浪速英学校に通い、英語や漢字を学んだそうです。
その後、佐々木を継ぐはずだった異父兄も死去し、佐々木家は八十八が相続することになります。
八十八は雲川りょう子と結婚し、27歳という若さで独立。
大坂の地で、繊維雑貨の卸業「佐々木事業部」(現レナウン)を設立し、財を築きます。
多額納税者にまで登りつめた八十八は、政治家としても活躍し、高く評価されています。
昭和32年、八十八死去ー。83歳でした。
坂東五十八はどんな父親だった?
今作に登場する、すみれの父・坂東五十八をチェックしていきましょう!
坂東五十八は、近江商人の次男として生まれます。
父から事業の一部を受け継いだ五十八は、大きな利益を上げるようになりますが、本家の経営が傾いてしまいます。
本家と兄を助けるために、五十八は自分の得意先を譲ることに。
その後、幼なじみのはなと結婚し、大阪の地で繊維会社「坂東営業部」を創業。
坂東はなの詳しい記事はコチラ!
近江商人の、売り手と買い手がともに満足し、世の中にも貢献する「三方よし」の考え方で財を築いていきます。
その考え方や商人としての生き方を娘たちにつないでいく・・それが五十八です。
坂東五十八演じる生瀬勝久の演技と思い
生瀬さんがどんな思いで五十八を演じているのか・・。
生瀬さんは、佐々木八十八氏の
「贅沢は文化を生む。浪費は無駄しか生み出さない」
という持論をとても気に入っていらっしゃるようです。
きっとその思いを胸に五十八を演じておられると思いますが、その他にも、五十八が次男で自分も次男で、長男が長男という立場を全うしてくれているからこそ、次男である自分は伸び伸びと生きられるというところでは通じるものがあるのだとか。
すみれに対しては、妻のはなが「あの子はボーっとしているようで色々なことを考えている」と五十八に教えたことで、五十八もそれを理解しており、すみれが試したいことをさせてやろうと思って接しているそうです。
生瀬さんは、
「僕たちは再度ディッシュであり、香辛料。主菜であるヒロインを見続けて頂けたら、ドラマを一層楽しんで頂けると思いますよ」
とコメントされています。
生瀬さんはこれまでに数多くのドラマに出演されていますが、主役を食うほどの演技で視聴者を魅了し続けてきました。
どんな脇役でも生瀬さんの存在感は圧倒的なものがありますよね。
そして、役ごとにキャラをガラッと変えてくるので、その変わりようにいつも驚かされるものです。^^
でも、先ほどのコメントは生瀬さんがいつも心がけていらっしゃるのかな、ともとれます。
だからこそ、生瀬さんが出演されるドラマは面白く、主人公が光っているのかもしれませんね。
今作で、どれだけ劇中に登場されるのかはわかりませんが、生瀬さんの演技にはいつも以上に注目していきたいと思います!
それでは今回はこの辺で。
最後までお読み頂きありがとうございました。