朝ドラ「べっぴんさん」坂東紀夫はどんな人物?永山絢斗の演技に注目

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2016年後期のNHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』

主人公・坂東すみれの夫・紀夫を演じるのは、永山絢斗さんです!

紀夫は、坂東家と親しい貴族院議員・田中五郎(堀内正美)の息子ですみれとも幼なじみという間柄。

今回は、坂東紀夫がどんな人物なのか、モデルとなった坂野通夫氏についてや、紀夫役の永山絢斗さんがどんな思いで演じているのかをお伝えしていきたいと思います!

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坂野紀夫のモデルは坂野通夫

紀夫のモデルとなっているのは、今作の主人公のモデル・坂野惇子さんの夫・坂野通夫(みちお)氏です。

尾張藩の士族(武士の家柄)だった父・坂野兼通の7男2女の末息子として、通夫は兵庫県芦屋市で生まれます。

父・兼通は、三菱合資銀行(現三菱東京UFJ銀行)の大阪支店長として活躍した後、山口銀行へ移り、山口銀行の理事を務めるほど銀行界では重要な有力者となりました。

厳格だった父に対し、母・えい子は明るく朗らかな性格だったのだとか。

父が54歳の時に生まれた末息子だったためか、兄弟の中で父・兼通の名前を継いだのは通夫だけ、父に甘えることも許されたそうです。

通夫が甲南中等部2年生の時に父・兼通が死去。その後高等部へ進むのですが、肺炎にかかり1年留年します。

そして、同じ高校の4年生だった坂野惇子さんと出会い、交際が始まるのでした。

通夫は京都帝国大学経済学部へ進学、惇子は東京女学館高等科の聴講生となるために東京へ。

2人はその間、遠距離恋愛で愛を育んでいきます。

通夫は同大学卒業を待たずに惇子と婚約し、海外勤務に憧れていた通夫は卒業後に大阪商船に就職します。

その後すぐ、2人は結婚しました。

通夫は中学時代に患った肺炎が徴兵検査でひっかかり、兵役を免れていました。戦争に誰もが翻弄される時代、通夫たちは家族で過ごすことができ、長女・光子(てるこ)が誕生しています。

ですがその翌年、通夫は人事異動でインドネシアの首都・ジャカルタに派遣されます。

でもこれが運のツキで、ジャカルタに赴任した直後にとうとう通夫にも陸軍から招集命令が届きましたが、結果、これを免れることとなりました。

戦争が悪化して通夫は何度も危ない目に遭いますが、それも切り抜けます。そして、ジャカルタの地で終戦を迎え拘留生活を送ることに。

英語ができ、現地の言葉も多少わかる通夫は、イギリス軍の連絡将校として従事します。

終戦した翌年、通夫は日本に戻り家族と2年半ぶりに再会を果たしました。

その後就職先の大阪商船に復帰しますが、戦争で多くの船を失い、社員も全員解雇されることに。

そんな通夫を、坂野八十八氏が創業した「佐々木営業部」(レナウン)の再建を託された尾上清が導きます。

清の強い勧めで、通夫は「佐々木営業部」に入社。

清は「佐々木営業部」の将来を背負っていく大切な人材として通夫を手塩にかけて教育していきます。

通夫は清の秘書を務めながら、「佐々木営業部」の帝王学を学ぶのでした。

そんな中、惇子が創業した「ファミリア」の初代社長が辞任し、経営者不在状態に。

妻の惇子を助ける形で通夫は「ファミリア」へ移籍します。

「ファミリア」の大雑把だった経営は、通夫の経験が活かされ段々と整理され、経営状況は良くなりました。

それから29年間、社長として勤めあげた通夫は、75歳の時に死去していますー。

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坂東紀夫はどんな人物?

劇中に登場する「坂東紀夫」について見ていきましょう!

紀夫は、坂東家と親しい貴族院議員・田中五郎の一人息子で、すみれとは幼なじみでした。

坂東すみれの記事はコチラ!

紀夫は本が好きで几帳面な性格。

幼いころから寡黙で、何を考えているかわからない、そんな男の子でした。

でも、潔とゆりの結婚式の日に、すみれが潔を想っていたことに気づいていた紀夫はついすみれに「お姉さんの結婚相手やのに・・」と言い寄ってしまいます。

それはきっと、紀夫がすみれを好きだったからかもしれません。

ゆりが嫁いだ後、すみれに縁談が持ち上がり、すみれは坂東家のために婿を迎えることを承諾します。

その相手が紀夫でした。

口数が少なく、何を考えているのかわからない紀夫でしたが、すみれや家族のことを強く思う優しさをすみれは感じます。

結婚後すぐに招集され、戦後は長い拘留生活が彼を苦しめますが、無事に家族の元に戻ってきます。

潔が「坂東営業部」を復活させ、紀夫も五十八から背中を押されて同社に復帰を果たします。

やがては、すみれが創業した「キアリス」の社長に就任し、同社の代表として活躍することにー。

坂東紀夫演じる永山絢斗の演技に注目!

野上潔演じる高良健吾さんと同様、朝ドラには「おひさま」以来の出演となる永山絢斗(けんと)さん。

永山さんは俳優・瑛太さんの弟であることでも知られていますよね。

今作で演じる紀夫は、本好きで几帳面、口数が少ないところがご自身と似ているそうです。

永山さんは、どんな役でも自分が出てしまうし、必ず共通する部分があるのだとか。

紀夫は戦後、長い拘留生活を経て日本に戻ってきますが、その間に色々なことが変わっているわけです。

すみれが子供服づくりを本格的に始めていたり、自分の知らない人がすみれと娘のさくらを支えていたり・・。

戦争でズタズタになった心を抱えた紀夫が、どんなふうに家族や周りに溶け込んでいくのかは見どころとなりそうです。

永山さんは、

「紀夫はいいやつですよ。誰よりも僕がイイ男にしてやる、と思っています」

と、紀夫について語られています。

紀夫がどんな変化を遂げていくのか、楽しみですね!

永山さんの演技にも注目していきましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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