オーバーフェンス[2016映画]原作やあらすじは?キャスト演技が見所
2016年9月公開予定の映画
『オーバー・フェンス』
佐藤泰志さん原作の函館三部作の最終章でもある本作。
映画配給会社・東京テアトルの創立70周年記念作品が次々に発表される中、映画『苦役列車』や『味園ユニバース』を手掛けた山下敦弘監督と実力派俳優・オダギリジョーさんがタッグを組みました。
『オーバー・フェンス』というタイトルが示す通り、見えないけどそこにある何かを越えていく映画にしたい
というのは山下監督の熱いコメント。
どんな内容の作品となっているのでしょうか?
今回は、映画『オーバー・フェンス』の原作やストーリー、豪華キャストと演技についてお伝えしていきたいと思います。
オーバー・フェンス 映画情報
まずは映画情報をチェック!
公開予定日:2016年9月
原作:佐藤泰志
出演者:白岩義男(オダギリジョー)、田村聡(蒼井優)、代島和久(松田翔太)ほか
脚本:高田亮
監督:山下敦弘
配給会社:東京テアトル
今作は、数多くの映画賞を受賞した映画『そこのみにて光り輝く』の脚本を手掛けた高田亮さんが脚本を担当し、音楽、撮影、照明などのスタッフ陣も再集結。
かなり注目される作品となりそうです。
ロケ地に関しても、多くのシーンが函館ロケのため、観光スポットや漁港近くのアパートなどで撮影もされているようなので、映画公開後は新しい観光名所になるかもしれませんね。^^
オーバー・フェンス 原作は?
原作は、佐藤泰志さんの同名小説『黄金の服』に収められている短編小説の中の一つ。
冒頭でも触れましたが、この作品は熊切和嘉監督の『海炭市叙景』と呉美保監督の『そこのみにて光輝く』と合わせて函館三部作と言われています。
佐藤泰志さんはすでに1990年に亡くなっており、この原作が佐藤泰志さんにとって最後の芥川賞候補作品になりました。
山下監督はそんな佐藤さんの想いも大切に作品に込めたそうです。
なんだか、感慨深いですね・・。
オーバー・フェンス ストーリー(あらすじ)
それでは、『オーバー・フェンス』がどんなストーリーとなっているか、見ていきましょう!
妻に見捨てられた男・白岩義男(オダギリジョー)は、故郷の函館に帰るも実家には近寄らず失業保険をもらいながら職業訓練校に通っています。
ぼろアパートと訓練校の往復でしかない毎日。
そんなある日、同じ職業訓練校で仲間になった代島和久(松田翔太)に連れて行かれたキャバクラでホステスの田村聡(蒼井優)と出会います。
聡は鳥になりたいと願っている不思議な女性で、そんな田村聡に白岩は少しずつ惹かれていくのです。
人と人がともに生きるという姿を映し出す大人のラブストーリー。
函館の美しい舞台が映像を引き立てます。
原作者の佐藤泰志さんが、実際に職業訓練校に通いながら函館で生活していた経験を元にしており、また当時執筆活動をあきらめかけていた頃の作品でもあります。
それだけに想いのこもった原作とも言えるかもしれませんね。
オーバー・フェンス キャスト演技に注目!
映画『オーバー・フェンス』のキャストには、演技力に定評のある俳優陣が集結しました!
出演者を紹介していきます。
白岩義男:オダギリジョー
原作者・佐藤さんの分身ともいえる役どころ。
「白岩を代弁できるのは、同世代の俳優の中でオダギリさんしかいないと思った」と山下監督に言わせたほどのはまり役になっているようです。
田村聡:蒼井優
鳥になりたいと願う風変わりなホステスを演じます。
少し憂いのある演技に期待が高まりますね。
ご本人もこの作品に出会う事を待ち続けていたような気がすると感じているようです。
代島和久:松田翔太
白岩の職業訓練校の仲間。
すでに公開されている映像ではタバコを燻(くゆ)らすその姿が、非常に印象的でセクシーだとすでに評判になっています。^^
森由人:満島真之介
白岩が通う職業訓練学校の生徒。
原浩一郎:北村有起哉
白岩が通う職業訓練学校の生徒。
尾形洋子:優香
白岩の元妻。
今回のキャスティングは、若手実力派の競演ということで、これだけでも魅力を感じる作品ですね。
それぞれが個性的で実力も兼ね備えているため、出演者の演技が今作の見どころの一つとなりそうです。
それにしても、新鮮な組み合わせ・・。
公開が待ち遠しいです!
まとめ
”越えるべき多くの壁、渡るべき多くの河、明日はきっと来るはず”
というメッセージが込められている今作品。
見終えた時に、自分の今いる場所を思わず見つめ返してしまいそうですね。
すでにネット上でも原作ファンからも期待の声が大きい様子。
何よりオダギリさんご自身も
「愚作になるはずがないと確信しています。」
と断言されている作品です!
これは要チェックですね!
映画『オーバーフェンス』は2016年9月、全国にて公開予定です。
最後までお読み頂きありがとうございました。