真田十勇士【2016映画】原作って?豪華キャストと登場人物にも注目
2016年9月22(木)公開の映画
『真田十勇士』
「真田幸村には10人の傑出(特に優れた)した家来(忍者)がいた」というお話です。
この10人の家来を「真田十勇士(さなだじゅうゆうし)」と呼んでいますが、彼らにスポットが当たった舞台は多く、最近では2013年に上川隆也さんが主演で舞台化。
翌2014年にも「日本テレビ開局60周年特別舞台」として中村官九郎さん主演で上演され、多くの反響を得ました。
そして今回、その「真田十勇士」が満を持しての映画化です!
ここではその原作のあらすじやキャストを紹介しますが、「歴史のことはよくわからない」という方もあらすじと豪華なキャスト陣に目を通すことで「観てみようかな」という気持ちになるかも?^^
真田十勇士 映画情報
まずは映画情報をチェック!
公開予定日:2016年9月22日(木)
キャスト:中村勘九郎、松坂桃季、大島優子 ほか
脚本:マキノノゾミ、鈴木哲也
監督:堤幸彦
ゼネラルプロデューサー:奥田誠治
制作指揮:中山良夫
配給:松竹、日活
今作の監督・堤幸彦さんはご自身の舞台を今回映画化されました。
堤監督といえば、映画『世界の中心で愛を叫ぶ』やドラマ『SPEC』シリーズ、『ケイゾク』など、数多くの人気作品を手がけてきました。
2016年7月期放送のTBS金曜ドラマ『神の舌を持つ男』も脚本・演出ともに手がけ、向井理さんの新境地を切り開いていますよね。
堤監督の独特の発想とギャップは、視聴者を本当に楽しませてくれます!
今作も、天下の名将・真田幸村が、実は容姿と運の良さだけで名将に祭り上げられた、ただの腰抜け・ヘタレ男だったという設定で描かれています。(笑)
“アイドル”真田幸村を支えた真田十勇士とは?
ここ最近、沈黙していたNHKの大河ドラマですが、今年の堺雅人さん主演の『真田丸』は高視聴率をマークし絶好調ですね!
その真田丸で堺雅人さんが演じる主人公“真田信繁”は、大阪夏の陣を経て豊臣方“最強”の武将として様々な逸話を生みました。
皆さんが戦国武将の中で一度は見聞きしているであろう“真田幸村”とは、実は実在した人物ではなく、この真田信繁がモデルとなって作り出された“想像上の人物”です。
しかし後世まで語り継がれる彼の武勇伝には浪漫があり、IT社会となった現代でも未だ人気は衰えません。
そんな彼の勇将ぶりは江戸時代より「軍記物」、「講談」、「小説」、「寓話」など様々な形で語り継がれ、現代では舞台だけでなく漫画やゲームにも登場するほど大人気です。
本来は“凡庸”とされていた真田幸村(信繁)がこれほどまでにアイドル化した背景は、今秋公開される『真田十勇士』のストーリーと大きく関わりがありそうですね。
そんな「十勇士」と呼ばれる真田幸村の家来とは一体どういう人物なのでしょうか?
下の表をご覧くださいね。
【真田十勇士】
猿飛 佐助(さるとび さすけ) | 甲賀忍者。十勇士の筆頭 |
霧隠 才蔵(きりがくれ さいぞう) | 伊賀忍者。キレ者で佐助のライバル |
穴山 小助(あなやま こすけ) | 幸村の影武者。信玄の弟、穴山梅雪の甥 |
三好 清海(みよし せいかい)入道 | 鉄棒を振り回す怪力僧侶 |
三好 伊三(みよし いさ)入道 | 清海の弟 |
由利 鎌之助(ゆり かまのすけ) | 鎖鎌の達人 |
筧 十蔵(かけい じゅうぞう) | 鉄砲の名手 |
海野 六郎(うんの ろくろう) | 真田家参謀 |
根津 勘八(ねづ じんぱち) | 幸村の影武者 |
望月 六郎(もちづき ろくろう) | 幸村の影武者 |
真田十勇士 原作あらすじ
前述の通り、彼らは実在した人物ではありません。
そのため小説、漫画、舞台で脚本家(作家)によってストーリーは大小違ってきますが、今回の映画化は舞台・小説とメディアミックスによる作品と言う事ですので、ここでは一般的に最も使われているあらすじを軸に紹介していきます。
舞台は1600年、「関ヶ原の戦い」から10年以上も後の話。
豊臣を討ち、徳川家康の天下統一が間近に迫った頃、残る残党は豊臣秀頼(秀吉の遺児)とそれに従う武将のみとなっていました。
崖っぷちでありながら、秀頼の母・淀は豊臣の栄光が忘れられず徳川との決裂は決定的。
残すは大阪城での戦いという状況でした。
先の関ケ原で西軍(豊臣方)として戦い、破れた真田幸村は紀州(今の和歌山)で隠遁生活を余儀なくされていましたが、そこで幸村と出会った伊賀忍者”猿飛佐助”は、
世間から持ち上げられた自分の居層と現実の自分に苦しんでいる幸村を見て「オイラの嘘であんたを立派な武将に仕立て上げてみようではないか」と宣言。
幸村を立派な武将に“プロデュース”するために佐助はライバルの伊賀忍者“霧隠才蔵”に接触。
才蔵は佐助の考えに共鳴し、幸村を“神秘的な存在”に仕立て上げるべく佐助・才蔵を含む10人の家来を、徳川の忍び集団の頭領“久々津壮介”やその娘の火垂らから度重なる邪魔を受けながらも揃えることに成功しました。
その頃、大阪の淀君から大阪城での戦に誘われる幸村。
彼は若いころから彼女を慕っていたが、その誘いをうけるかどうか迷っていました。
最終的に佐助をはじめとする10人の家来の後押しも受けて大阪方につき、1614年の「大阪城 冬の陣」に突入することとなります。
佐助・才蔵を中心とした十勇士の「虚像を真実として貫き通す」という目論見は果たしてどういう結末を迎えるのでしょうか?
今作は、”エンタテイメント時代劇”という目線で描かれるため、どんな型破りな仕上がりになっているのか、楽しみです!
映画『真田十勇士』を彩る豪華なキャスト
それではキャストを見ていきましょう!
猿飛佐助(さるとびさすけ):中村官九郎
歌舞伎役者としてだけでなく映画『おくりびと』やテレビドラマにも出演するなど俳優をこなしながらドキュメンタリーのナレーションやCM出演などマルチな才能を発揮している歌舞伎名跡「中村勘九郎」の当代です。
2014年の舞台「真田十勇士」」でも主演の猿飛佐助を演じたのに引き続き、本作でも猿飛佐助を歌舞伎仕込みの一流の演技で演じます。
霧隠才蔵(きりがくれさいぞう):松坂桃李
本作では中村官九郎さん同様、2014年の舞台に引き続き「容姿端麗で頭のきれる」霧隠才蔵役として出演します。
火垂(ほたる):大島優子
本作のヒロインで、久々津壮介の娘。
2014年の舞台では、同じく女優の比嘉愛未さんが務めたの火垂役を本作で彼女がどう演じるのか楽しみですね。
その他のキャスト
根津甚八:永山絢斗
筧十蔵:高橋光臣
三好清海:駿河太郎
海野六郎:村井良大
三好伊三:荒井敦史
真田大助:望月歩
望月六郎:青木健
磨仙九郎:石垣佑磨
由利鎌之助:加藤和樹
伊武雅刀
佐藤二朗
野添義弘
徳川家康:松平健
淀殿:大竹しのぶ
真田幸村:加藤雅也
・・すごいメンバーですね・・。
今回、真田幸村を演じるのは、ベテラン俳優の加藤雅也さんですが、幸村は実は腰抜けでヘタレという設定。
加藤雅也さん、そして真田幸村のイメージを覆すこの設定が面白い!
男性や“歴女“の皆さんや舞台ファンだけでなく、歴史を楽しく勉強する意味でも老若男女問わず楽しめる作品だと思います。
映画『真田十勇士』は2016年9月22日(木)に全国にて公開です。
公開を楽しみに待ちましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました。