おんな城主 直虎[大河ドラマ]柴咲コウ演じる井伊直虎の人生とは

2017年(平成29年度)のNHK大河ドラマ

『おんな城主 直虎』

本作の主演は実力派女優・柴咲コウさんです。

この直虎は当然ながら実在した人物ですが、タイトルの通り、なんと戦国時代に「井伊直虎」という男の名前で家督を継ぎ乱世を生き抜いた“女性武将”で、プレイステーションのアクションゲーム“戦国無双”シリーズの登場キャラにもなっていますね。

今回は、この柴咲コウさんが演じる井伊直虎の人生とはどのようなものだったのか、彼(彼女)の生涯に迫ってみたいと思います!

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直虎の家系と家督相続の経緯

直虎は遠江井伊谷(今の静岡県浜松市北区)の城主、井伊直盛の娘として生を受けました。

その井伊家の家祖(初代当主)は井伊共保(ともやす)で、幼い頃両親不明の捨て子で拾われたが、7歳の頃に「神童」と評判になり、藤原共資の養子となった後、藤原共保と称し共資の一女と結婚しました。

その後1032年に家督を継ぐと、故郷の井伊谷に城を構えて井伊氏を称したという説があります。

当初豪族の部類にあった井伊氏は南北朝時代から憂き目にあっていきます。

当時の当主である道政は南朝方につくも、北朝方の攻勢に遭い、井伊城はあえなく落城。

そしてその頃にらみ合っていた今川氏によって支配下に置かれるようになりながら井伊の血を繋げてきたとされています。

本当は当主になる予定だった直虎の許嫁「直親」

支配されつつも何とか累を繋いでいた井伊家でしたが、戦国時代に入った当時の井伊家当主・直盛(直虎の父)の子には男子がいませんでした。

そのため、彼の従兄弟の直親を直虎の許嫁とし、婿養子に迎えようという計画が立てられていました。

順調にいけば直虎と契りを交わし、直盛の後継者として井伊家を守る立場になる予定だった直親ですが、今川家の与力・小野道高(政直)に貶められ、今川に対する謀反の罪で彼の父の直満と叔父の直義は自害に追い込まれてしまいます。

井伊家は直親の身の危険を案じ、領地からに逃亡させ、身元を一切不明にしました。

後に今川家に復帰を許されますが、父と叔父を貶めた小野道高の子、道好によって再度貶められ、今川氏真によって殺されてしまうのです。

「桶狭間の戦い」が引き金となり当主を襲名

戦国時代の象徴の一つとも言われる「桶狭間の戦い」ですが、この戦で当時の今川家の当主・義元が織田信長の奇襲に遭い首を取られ、その義元に追従していた直盛も命を落とし、直盛の跡を継ぐために戻ってきた直親。

そして直盛の祖父にあたる直平も命を落とします。

直親には幼い男の子がいましたが、幼年であったため寺に移されます。

井伊の家系を守るためにはもう直虎しか残っておらず、次郎法師は直虎という名で暫定的ではありますが井伊家の当主となったわけです。

今川から徳川へ

永らく今川に仕えていた井伊家ですが、直虎が当主となった後、今川の悪政に見切りをつけ、当時三河の武将・徳川家康に主を変える決断を下しました。

その後今川が没したことで結果的に直虎は井伊家を守るための重大な決断を下したことを評価されます。

一方で徳川家康の下に仕えたことで井伊家は信濃の勇将・武田信玄と何度も相対することに。

天下きっての戦上手、信玄と遠江の領地を取られたり取り返したりの一進攻防を繰り広げることとなります。

直虎は世に名を残すような目覚ましい活躍をするわけではないですが、この家康との出会いにより井伊家を後世まで残すための「蜘蛛の糸」を手繰り寄せることとなるのです。

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かつての許嫁の嫡男を「徳川四天王」へ

直虎の最も大切な役割は「井伊の血を絶やさないこと」でした。

その目的を達成するために「女地頭」となり、唯一井伊の血を受け継いでいる男子で、かつての許嫁・直親の嫡男の虎松を自らの手で育てることになります。

そして今直虎が仕えている主は後の日本を治める徳川家康です。

家康に光明を見出していた直虎は虎松が15歳になったとき、鷹狩りに出かけた家康に出会うように仕組みました。

直虎の目論見は見事に功を奏し、家康は他人に陥れられ命を落とした直親の子である虎松を厚遇しました。

虎松もその気持ちに応えます。

虎松は名を「直政」と改めてスピード出世し、本多忠勝・榊原康政・酒井忠次と共にのちの「徳川四天王」として徳川家の重臣となるのでした。

まとめ

直政以降、井伊の名は後世まで続き、その家系は何と今までつながっています。

このように約1000年にわたり井伊の名を残すことができているのも、井伊家が血脈を閉ざす最大の危機であった時に、直虎が当主として、そして直政の養母として戦国時代の荒波を乗り切ったことにあるではないでしょうか?

もし直虎が男子で、そのまま父直盛の跡を継いでいたら、もしかしたら今川から離れられず今川と共に滅んでいたかもしれません。

また、たとえ血はつないだとしても現代までつながるようなしっかりとした家系にならなかった可能性も大いにあります。

まさに男尊女卑の戦国時代において「女性ならでは」の手腕を発揮して井伊家を盛り上げ、影に隠れながらの「井伊家最大の功労者」といっても過言でないですね。

そんな直虎を来年、柴咲コウさんがどのように演じるのかが今から楽しみです!

最後までお読み頂きありがとうございました。

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