ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子[最終回]感想・ネタバレ!比奈子の選択
9月6日(火)放送の「ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」 最終回。
とうとう来てしまいました最終回。
面白いドラマが最終回を迎えると、”ロス感”がありますよね・・。
最終話は食い入るように観てしまいました。
最後の最後になって登場したまさしくラスボス・真壁永久(芦名星)!
とにかく何もいわず、まずは振り返りましょう。
ON~異常犯罪捜査官・藤堂比奈子~ 最終回 ネタバレ(あらすじ)
第8話ネタバレ・感想!
第7話ネタバレ・感想!
第6話ネタバレ・感想!
第5話ネタバレ・感想!
第4話ネタバレ・感想!
第3話ネタバレ・感想!
第2話ネタバレ・感想!
第1話ネタバレ・感想!
ホテルで待機をしてた比奈子(波瑠)と東海林(横山裕)だったが、東海林は比奈子に強い執着を抱く佐藤都夜(佐々木希)の電話の誘いに乗り廊下に飛び出す。
そこを真壁永久(芦名星)に襲われてしまった。
そして現場に急行した警視庁・片岡(高橋努)は、永久に首を切りつけられ倒れた。
警視庁に戻った比奈子に厚田(渡部篤郎)は何があったのか?永久との関係は?と尋ねる。
比奈子は永久が幼い頃から虐待を受けていた事や、動物虐待を続けていた事、そして何もかもを嫌っていたという事ぐらいしか知らないと話した。
東海林は永久に拉致され廃墟にいた。
その場には都夜もいた。
比奈子だけが標的の都夜にとって海林は邪魔でしかなく、永久を無視して東海林を殺そうとする。
しかし永久はそんな都夜にガソリンをかけ燃やして殺してしまう。
永久は東海林に情報屋の藤川を殺しを告白。
そして「自分が殺さなければ東海林が殺していたかもしれない、みんな自分は絶対に人殺しはしないし、ましてや殺されるなんて思っていない。でも人を殺すなんてみんなが思ってるほどハードル高くないんだよね。」と話した。
そしてカプセルに入った、過去に自分が殺した両親や児童施設の職員、そして殺したばかりの都夜の体の一部を見せて微笑んだ。
「ぐずぐずしてるから、こっち側に引っ張ってあげるの」・・・・それが比奈子に対する永久の目的だった。
妙子(原田美枝子)にもう1度中島(林遣都)の所へと行くように言われた比奈子。
比奈子は永久が昔、比奈子にナイフを渡した女だった事、そしてまだ自分が人殺しをしていなかった事が原因で今回の出来事が起きたのだと話した。
自分は母親が亡くなってさえいなければ父親を殺していたはずだと言う比奈子に、中島は「その可能性は低い」と断言した。
比奈子は母親が
「心配しなくていいの、あなたはきっと間違えずに正しく生きて行くことができるから」
と抱きしめてくれた事を話す。
中島はその話を聞き、「あなたが確かめたかったのは、自分と人殺しの違いではなく、それでも相手を殺さずにいられる自分なのかどうかだ。自分を疑いつづけて試さなければならないと思い続けていたんです。答えを求めて。」と比奈子が母親のその言葉を証明したくて警察になったんだと比奈子の心の中を読み説いた。
比奈子は永久の言葉を思い出していた。
「ひとりで来て人質を取り戻すか、警察の連中と来て人質を死なせるか。24時間以内に決めて。」
比奈子はひとりで廃墟へと行くことを選択した。
東海林の解放してほしいという比奈子に永久は自分を殺すか、東海林を殺すか決めろと言い出した。
建物中にガソリンがまいてあり、東海林は手錠で繋がれていた。
その手錠のカギを永久は呑み込んでいた。
東海林を助けるには自分を殺すしかない、自分が最初の比奈子に殺される人間になってあげると囁く永久。
ライターの火を持ちあげる永久に比奈子は、あの日もらったナイフを手に対峙した。
少しずつ前へと進む比奈子。
東海林は中島の言葉を思い出していた。
「一緒に地獄に堕ちても構わない。僕が彼女に抱いているその気持ちはそうゆう種類のものなんでしょうね。でも東海林さんは違うでしょ?もし藤堂さんが地獄の淵に立っていたら頭をひっぱたいて、無理やりそちら側に連れ戻す種類の人だ。必要なんです藤堂さんには。そうゆう人が。藤堂さんを助けてあげてください。」
東海林はナイフを構える比奈子に怒鳴る。
「ふざけんな!藤堂、お前そんな奴の言いなりになってんじゃねーよ!理由があれば人を殺していいなんて理屈ねーんだよ。だから心がねーとか言い訳すんじゃねー!おまえは怪物なんかじゃねぇ!ただの普通の人間だろ!殺すんじゃねーぞ。そっち側にいっちまったら絶対にゆるさねーからな。お前の事信用している人間の事うらぎんじぇねーよ!」
比奈子は自分が一線を越えないように繋ぎとめていてくれたのは母親のぬくもりで会った事を思い出した。
母親が自分を信じていた事を東海林の言葉で思い出し、比奈子はナイフを下ろした。
しかし永久は、ライターの火をガソリンの中へと投げ込み建物が炎に包まれた。
比奈子は必至で東海林を助けようとする。
そんな比奈子を見てがっかりした永久はナイフで比奈子に襲いかかる。
しかし間一髪の所で厚田班のメンバーらが助けにやってきてくれた。
鑑識の三木が永久が都夜にあてた手紙を解読して場所を突き止めたのだ。
連行される永久を比奈子は抱きしめた「あなたも誰かにこうしてもらっていたら・・・。」
永久はさっきまでの冷静さを失い叫び出し、感情むき出しの人間になった。
東海林はあのギリギリの環境で踏みとどまった比奈子を新人刑事だと認め信じてみると話す。
比奈子は思わず涙を流す。
驚く東海林に「ただの生理現象です。たぶん。」と比奈子は返す。
「お前と繋がってるのは俺だけじゃねーぞ。ここに助けに来た全員だ。その事を忘れんな。」という東海林の言葉に、比奈子の涙は止まらなかった。
辞表を撤回した比奈子。
中島にも中島や東海林、そして母親が信じてくれたみたいに、自分でも自分も信じたいと思うと報告した。
比奈子は夢の中にいた。ナイフを握らせる永久に比奈子は手錠をかけた。
「私は刑事だから」そういう比奈子を嬉しそうに母親が見つめていた。
ON~異常犯罪捜査官・藤堂比奈子~ 最終回 感想
比奈子の涙と東海林の不器用な言葉
さすがに最終回という事でネタバレが長くなってしまいました。
なんだかあの比奈子の涙が物語の全てだったような気がしましたね。
やっぱり少し感情が芽生え始めてるんでしょうね。
感情がないのではなく自分に感情がないと思いこんでいただけなのかも?
そして東海林先輩の、比奈子をこちら側へ引き留めた言葉も良かった。
さんざん悪口言っておいて、それでも「絶対にゆるさねーからな」とかすごい心配してるし、でも「お前の事信用している人間の事うらぎんじぇねーよ!」の中には中島先生の事も大きく含まれてますよね。
「お前はただの普通の人間だろ」という言葉が比奈子が一番聞きたかった言葉なのかも。
それもあちら側に行ってしまった中島先生にではなく、もっとも殺人者を嫌っている東海林先輩に言われた事が大きいんだと思います。
怖い!怖い!とにかくラスボスが怖い!
それにしてもラスボス永久を演じた芦名星さんが怖すぎた!!
目の色の事もあるでしょうが、無邪気な笑顔が逆にたまらなく怖い。
今回はえぐい殺人現場はありませんでしたが、そんな人間の心理的な部分が震えるほど怖かったです。
佐藤都夜役の佐々木希さんもかなり怖かったですが、さらにその上をいく狂気さでしたね。
確実に私史上もっとも印象を強く残した女ラスボスになりました。
倉島さんがまさかの!!!
本当、まさか、まさかラストにこんなサプライズが用意されていたなんて!!
永久が比奈子に襲いかかろうとした瞬間、飛び込んで来て彼女を救ったのは、なんとあの倉島さんでした!!!
すごい!最後の最後にかっこよすぎです!!
今まで少し情けない雰囲気を出していたのは、この時の為の布石だったのですね(笑)
最終話にして本当に倉島さんにきゅーーーんとしちゃいました^^
まとめ
最終的にまだ比奈子は完全体にはなっていないような感じは残しましたね。
東海林も中島もまだ健在ですし、まだまだお話が続いて行ってもおかしくないと感じます。
現に原作はまだまだ続いていますし、今後の続編にも期待が持てそうです^^
とにかく今作では中島先生、東海林先輩、そして倉島さんとイケメンにキュンキュンさせられるという本編とは少しずれた視線でもたくさん楽しませてくれた作品でもありました。
東海林先輩こと横山さんは最終回で女性を相手の格闘シーンもありましたが、重なって下になる芦名さんに「大丈夫? 重くない??」「ごめん、今、腕痛かったやろ。ごめん、ごめん」
「体重預けても大丈夫?なんか怖いわぁ。(芦名さんがスレンダーなため)潰してしまいそうで…」
「うわ、手が使えんってこんなに動かれへんのか…。ごめんなぁ、痛い?」と過剰に気遣っていたとか・・・。
もう!どんだけイケメンなんでしょう(笑)
本当に終わってしまうのが残念です。
でもいつかまた会える日を楽しみに待ちたいと思います!
では全9話 最後までお付き合いいただきありがとうございました。