ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子[1話]ネタバレ感想！謎だらけで面白い

警視庁捜査一課の新人刑事の藤堂比奈子（波瑠）。

比奈子は待機班として上司・厚田巌夫（渡部篤郎）や先輩の東海林泰久（横山裕）や倉島敬一郎（要潤）ら内勤を中心の勤務をしているが、
東海林は刑事は犯人を捕まえるのが仕事だと単独行動を繰り返す問題児。

ある日、捜査一課に宮原秋雄（清水優）という男が遺体で発見されたと連絡が入る。

過去10年に都内で発生した未解決事件と性犯罪の容疑者リストを頭に入れいてる比奈子は、宮原に強制わいせつ容疑など過去3度の検挙歴がある事に気付き報告する。

現場には3年前に起きた未解決時間の女子高生殺害事件とそっくりに下半身を切り刻まれた無残な遺体が横たわっていた。

そして現場にあった宮原のスマートフォンには、宮原が何者かに襲撃されていると思われる凄惨な映像が残されていた。

比奈子は東海林とコンビを組み、以前に宮原の被害者だった宇田川早苗（柏原優美）へ聞き込みに行くが、そこで心療内科医の中島保（林遣都）と出会う。

そして早苗が事件の4年も後になって、宮原の嫌がらせにより自殺していた事を知った。

遺体の解剖結果も明らかになる。

監察医の石上妙子（原田美枝子）は、宮原の傷は確かに３年前の女子高生の遺体とすべて一致、しかしそれらは宮原本人が自らつけたものだという。

東海林は自殺ならば捜査の必要はなくなったと言い切る。

納得できない比奈子と厚田は、石上から今回と同じように自己防衛本能や痛覚を超越した不可解な死に方をした犯罪者がいるという話を聞く。

そんな中、例の宮原の死に際の映像がネット上に流出していることが判明。

宮原のスマートフォンには、録画映像が投稿サイトに自動送信されるよう、違法なアプリが入っていたのだ。

ネット流出について比奈子に教えてくれたのは、比奈子の同期・鈴木仁美（篠田麻里子）巡査だった。

コンパ中にメキシコ料理のレストランから電話をしてきた彼女は、その電話を最後に彼女は翌朝他殺体で発見される。

そして彼女の殺害映像もネットに流出していた。

比奈子は仁美と同じ現場で女性が同じような殺され方をした殺人があった事にも気付いた。

親友の死にも関わらずに淡々と仕事をこなす比奈子に東海林は違和感と怒りを覚える。

鑑識の調べで宮原に違法アプリを送りつけたのは、自殺した早苗の元婚約者で、ソフトウェア開発会社に勤める斉藤文隆（山中崇）だと分かる。

しかし斉藤は、宮原への復讐を目論む人物から、宮原の悪行が晒されるソフトを開発するように依頼されただけだと供述すし、仁美との死も無関係だと主張する。

比奈子は仁美の殺害現場で宮原が嫌がらせをしていた女性のカウンセラーだった中島と偶然再会する。

中島は比奈子にある育児放棄された子供が母親を撲殺した事件の話をする。

そして比奈子はその少年と鑑別技官の早坂雅臣（光石研）の会話の映像を見てこの少年こそが、仁美を殺した犯人だということに気付いた。

その少年・大友翔はあのメキシコ料理のレストランで働いていたのだ。

仁美から電話があったとき、大友が母親を殺した時の話をする時と同じような後ろで激しい吃音で話す男性の声がするのを比奈子は聞き逃していなかった。

事件当日仁美がつけていた香水。それと同じものを大友の母親も仁美と同じ現場で殺されていた女性もつけていた。

そしていずれの殺人現場にも裸電球があった。

この2点が大友の殺人の衝動に駆られるスイッチだと比奈子は気付いたのだ。

比奈子は、自らも人殺しのスイッチが入る瞬間を見ようと、青年に成長した大友（三浦貴大）呼び出す。

すると案の定、スイッチが入った大友は鉄パイプを持って比奈子に襲い掛かってくるが、間一髪のところで東海林が助けに入り、大友は駆け付けた厚田らによって逮捕される。

しかしその数日後、大友は留置場で自ら頭を砕き、死亡してしまう。