ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子[4話]ネタバレ感想！あの人も闇を抱えていた！

そして都夜は事件の全貌を話し始める。

1人目の犠牲者は都夜のクリーニング店の客だった。

勢いで殺してしまった彼女の両腕が綺麗でもったいないと切断してもらったのだと言う。

そして彼女のストーカーだった永山を利用し、次々に女性を殺しパーツを集めていったのだ。

都夜の凶行の理由は、モデルだった時代にストーカーから硫酸をかけられた為にできた背中一面の火傷によるコンプレックスだった。

人から美しい部分を奪い取る都夜に「醜い」と言い放つ比奈子。

都夜が比奈子にハサミで襲いかかるが、比奈子はバッグに忍ばせていたナイフで彼女の顔に傷をつけた。

にらみあう2人・・そこへ東海林（横山裕）と中島（林遣都）が駆けつけ救助、それと同時に比奈子意識を失ってしまった。

比奈子は夢の中で子供の頃の事を思い出していた。

姿の見えない父親は比奈子の事を「化け物」だと呼んでいた。

目を覚ました比奈子の目の前には中島が付き添っていた。

「初めて人にナイフをふるいました。殺すつもりで。私は小さい頃、父親にいつか必ず人を殺すと言われていました。」と話す比奈子。

今回、中島や東海林が助けに来ていなかったら自分は都夜を殺していたかもしれないと思っていたのだ。

しかし中島は
「あなたは、まだ誰の命も奪ってはいない」とやさしく微笑んで比奈子を励ました。

現場に無事復帰した比奈子。

中島との関係を皆に疑われ慌てて誤解を解く。

それでも比奈子は職場に復帰した報告をする為に中島をお茶に誘う。

2人きりの個室で中島は「僕の前では大丈夫ですよ？」と無理に表情は作らなくていいと言い、比奈子はホッとした。

「先生が私に興味を持たれているのは、診療内科医としてですよね？異性だとか、性的対象としてではなく」とストーレートに比奈子が聞くと、

中島は
「医師としてというよりは、人としてですね。そういう意味ではむしろ好意は抱いていると思います。迷惑ですか？」と答えた。

比奈子は自分に感情がない事を分かっている中島がそう答えた事に驚いていた。

そして中島の「この世に化け物はいない。」という話しを聞き「私も先生に人として好意を抱くべきだと判断しました。」と話した。

その言葉に中島は苦笑した。

店を出る時、比奈子は手に掴み切れなかったアメ玉を床にこぼしてしまう。

それを見た中島は吐き気をもよおし、外へと走り出してしまった。

ちょうどその頃、テレビでは自殺と思われる不審な死を遂げた宮原と鮫島の死に際の映像が流れていた。

厚田（渡部篤郎）から呼び出された比奈子は一緒にテレビ局へ回収に向かう事になる。

テレビの中では中島の上司であるハヤサカメンタルクリニックの院長・早坂雅臣（光石研）が、脳に何らかの変性できている可能性と、これは“神の裁き”ともいえるものかもしれないと話していた。

映像の差出人の名前は「スイッチを押す者」。

回収した映像の中には白衣の男性の自殺映像も残されていた。

妙子（原田美枝子）は、他にも大友や小学生を殺害した男も合わせると5人が同じ状況で死んでいると話した。

厚田は一連の出来事を世間に公表しようとしている人間がいる事、そして、もしそれが故意に自殺を誘発している人物の仕業なのであれば食い止めようと部下に指示する。

東海林は違法捜査で自殺した5人の事を調べていた。

そして5人の共通点がハヤサカメンタルクリニックの早坂であり、中島であった事を比奈子に伝える。

さらに、中島が5年前に起きた女子中学生殺人事件で、遺体の第一発見者だったことも明らかになった。

動揺する比奈子と怪訝な顔をする中島。

そんな2人の前にその5年前と全く同じ状況で殺害されている少女の遺体が見つかった。

第5話へ続きます。