ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子[2話]ネタバレ感想！衝撃的な展開とキャスト演技が魅力

空き地で冷凍遺体2体が発見され現場を走り去る黒い人壁が目撃された。

死体は椅子に座らされたままで異常な姿だった・・。

比奈子（波瑠）は東海林（横山裕）に「興味深いですね？」と声をかけるが冷たく言い返されてしまう。

一方、東京拘置所では一人の死刑囚が変死する。

妙子（原田美枝子）によると、先日留置所で自殺と思われる不審な死を遂げた殺人犯・大友（三浦貴大）と同じケースだという。

妙子に同行して比奈子は拘置所に向かうがそこで中島（林遣都）と再会する。

亡くなった死刑囚の面談をしていたのだ。

妙子は比奈子に中島にアドバイスをもらうように提案。

２人は大友の事件の話について語り合う。

その話しの延長で冷凍遺体遺棄事件の話になり中島は「犯人は遺体に愛着を持っているのでは？」と話した。

冷凍遺体遺棄事件の担当になった厚田（渡部篤郎）班は冷凍設備のある一軒の商店に辿り着く。

しかし近所の人は住人である父親と３人の子供の姿をしばらく見ていないと言う。

ところが、裏庭にはなぜか今も動いている大型の冷凍庫があった。

恐る恐る開けるとそこにはテーブルセットの前に座っている父親の霜川幸三（螢雪次朗）と長女の由美（赤間麻里子）の冷凍遺体があった。

その事から先日見つかった冷凍遺体は長男と次男だと判明。

父親は死後2年間、冷凍庫に入れられていたことが分かった。

ニュースを見た中島は比奈子に今回の事件をプロファイリングしメールを送ってくる。

比奈子から転送されたメールを見た東海林は独自に霜川家のことを調べ始める。

一方の比奈子も妙子からもらった解剖所見の結果を見て愕然とした。

３人の子供たちには古い虐待の後があり長女の由美は特にひどい虐待に合っている事が分かったのだ。

そして比奈子にも犯人像が見えてきていた。

比奈子は今回は東海林と行動を共にし、霜川の愛人宅へと向かった。

部屋の中を二手に分かれて捜索していたが東海林は隠れていた犯人にスタンガンで襲われてしまう。

比奈子は別の部屋でまた別の冷凍遺体を発見する。

そこへ犯人が姿を表した。

自らをケンジ（間宮祥太朗）と名乗った犯人は霜川の遺体を冷凍庫に入れたのは本人の願いだったと打ち明け、家族がバラバラにならないように兄や姉も凍らせ、愛する家族みんなで暮らすつもりだったと話す。

しかし比奈子は、由美に古い帝王切開の手術痕があった事からケンジは霜川が実の娘に産ませた子供であった事に気付いていた。

そしてケンジに「本当に愛してほしかったのは幸三と由美だけだったんでしょ？」と言い放った。

ケンジは凍らせた家族を警察に回収されてしまった事で、新たに家族を作る事にしたと言い比奈子を液体窒素で凍らせようとする。

間一髪のところで東海林が駆け付け比奈子は助かる。

そして自殺しようとしたケンジに掴みかかり何度も殴りつけた。

東海林の腕には大きな傷があった。

それに気付いた比奈子は、厚田からその傷が５年前に東海林が妹を殺した犯人を捕まえた時に出来た傷だと話した。

それから東海林の出世コースから外れたきっかけだったのだ。

比奈子はお礼を言う為に中島の元を訪れていた。

笑顔でお礼を言う比奈子に中島は意を決したように話しだす。

中島は比奈子の笑顔が作為的なものだと気づいていたのだ。

そして「無理はしないでください。素でかまいませんよ、少なくとも僕の前では。僕にとってあなたは人としてとても興味深い」と優しく話しだした。

比奈子の表情からは笑顔が消え、そしてバッグの中からナイフを取り出した。