「おんな城主 直虎」南渓和尚はどんな人物?小林薫の自然体の演技も
NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で
龍潭寺の住職・南渓和尚(なんけいおしょう)を
演じるのは、ベテラン俳優の小林薫さんです!
劇中での南渓和尚の存在感・・すごいわけでもないのになぜか気になるという感じですよね。
これは、南渓和尚を小林さんが演じるからこそなのでしょうか・・。
今回は、南渓和尚がどんな人物なのか、
そして、小林薫さんの自然体の
演技にも注目したいと思います!
龍潭寺住職・南渓和尚はどんな人物?
*ここではわかりやすく、簡単に紹介しています。
南渓端聞(和尚)は、井伊家の菩提寺である龍潭寺の住職。
それだけでなく、南渓和尚は井伊直平(前田吟)の実子(養子)であり、直虎(柴咲コウ)の大叔父にあたります。
さらには、出家した次郎法師の師匠。
直虎とは深い縁があります。
しかも、井伊家の軍師的存在でもあり、次郎法師が直虎を名乗って「おんな城主」になってからも、知恵袋として直虎を支えます。
南渓和尚は、現実的なところを見ながら生き延びる道を直虎にアドバイスした人物。
直虎を当主に推薦したのも南渓和尚ですし、井伊家の再興のために、直虎の遺児・直政が徳川家康に仕えるきっかけを直虎と作ったともいわれています。
この方の存在があったからこそ、直虎が当主として務まった、そして井伊家が幾度も危機を回避できたということですよね。
小林薫の自然体の演技に注目!
南渓和尚は、厳しい一面もあればいい加減な一面もあり、人情かなところもあれば突き放すところもあるという、つかみどころのないひょうひょうとした人です。
これは小林さんの役作りで、意識して多面的に人物像を作っているのだとか。
南渓和尚がどんな人なのかが掴めない・・あえてそこを楽しんでいただきたいという思いなのだそうです。
井伊家の軍師的存在であった南渓和尚ですが、小林さんはそこを強調して演じようとはしておらず、直虎に現実的な視点でアドバイスしていたという部分を演じていくそうです。
そして注目すべきは南渓和尚のセリフ。
脚本家・森下佳子さんの魅力は「セリフにある」と言われています。
小林さんは、脚本に書かれている南渓和尚の言葉に、あまり深く考えないでしゃべっているのではないか、たいした人物ではないのでは?と思ってしまうそうですが、観ているこちらからすると、小林さんの演技は自然体なのですが、南渓和尚の言葉の奥には何かが秘められているのではないかと思ってしまいます。
ここは、「役者の腕」なのかもしれませんね!
今作の重要人物の一人である、南渓和尚。
陰で動き、一族を支えていく様は、現代社会で生きていくうえでもなにかヒントになりそうです!
小林薫といえば・・
これまでに数多くの映画やドラマ、舞台に出演されている小林薫さんですが、その中でも、小林薫といえば
「深夜食堂」のマスター!
繁華街の路地裏にある一軒の小さな食堂「めしや」のマスター役を演じているのが小林さんですが、この時の演技がとっても自然。
実はこのマスター自体にはドラマがなく、主役はお店だったり料理だったり常連客だったり・・。
ある意味小林さんは”主役”を引き立たせている存在です。
主役なのに(笑)
深夜ドラマからスタートした「深夜食堂」は映画化もその続編も公開され、かれこれ7年も続いています。
これは制作スタッフの凄さもあると思いますが、「めしや」のマスターを小林薫さんが演じているからこそなのではないでしょうか。
どんな時も「自然体」でお芝居に臨める小林さんが演じる”南渓和尚”も、気がつけばこの物語にはなくてはならない存在になっているのだと思います。
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