二重生活[2016映画]原作の良さを引き出す出演者の演技が見所!

2016年6月25日公開予定の
若手実力派女優・門脇麦さんが、初めて単独の主演作を演じる尾行サスペンス映画

『二重生活』

本作は、”恋愛小説の巨匠”と言われる小説家・小池真理子さんによる同名小説が原作となっています。

「理由なき尾行」を軸にストーリーが展開され、尾行を通して”見てはいけない”禁断の人間模様を見てしまうという内容。

ちょっとした目配せや間合いの取り方など、“静”の要素が強い作品の為、俳優にはそれに見合った演技を求められることとなりますが、

今回はNHK朝の連続テレビ小説『まれ』で「希の義理の妹かつ親友」という難しい設定の役柄を見事にこなした門脇麦さんがヒロインに選ばれました。

それではさっそく、映画『二重生活』のストーリーや出演者についてお伝えしていきたいと思います!

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二重生活 映像作家の監督デビュー作

本作は、直木賞作家でもある小池真理子さん原作の恋愛小説『二重生活』の実写版ですが、この作品の脚本・監督をNHK特集ドラマ『ラジオ』で平成25年度文化庁芸術祭「テレビ・ドラマ部門」大賞を受賞した岸善幸さんが手がけます。

『二重生活』は岸さんにとって初めての監督作品となるそうです。

実績のある映像作家が作り出す実写映画ではどういったカメラワークが展開されるのか?というのも楽しみのひとつですね。

二重生活 どんなストーリー?

映画『二重生活』はどんなストーリー(あらすじ)なのか、見ていきましょう!

「尾行」をテーマにした作品のため、尾行者の目線でストーリーは展開していきます。

恋人・卓也(菅田将暉)と同棲している主人公の白石 珠(門脇麦)は大学院生。

彼女は恩師・篠原(リリー・フランキー)に、
修士論文のテーマとして
ソフィ・カルの「哲学的・文学的尾行」の実践をすすめられている。

この作品で描かれていた「他者の後をつけ他者の立場に身を置く」文学的・哲学的尾行という行為の対象を、理由もなく近所の既婚男性・石坂(長谷川博己)にし「理由なき尾行」を開始します。

ところが、尾行を始めた彼女の眼に飛び込んできたのは石坂が妻以外の女性(篠原ゆき子)との不倫現場。

その後も尾行を続ける彼女は、日常では垣間見ることもできない他人の“禁断の行為”を覗き込むことにどっぷりハマりこんでしまいます。

そして尾行にハマることにより珠の心境にも様々な変化が起こっていくのです。

そんな禁断行為に手を染めてしまった珠を待っているものは・・・?

今までに見たことのない映画・・面白いですね!

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二重生活 門脇麦らキャスト演技が見所!

それでは、映画『二重生活』の演技力豊かなキャスト陣を詳しく見ていきましょう!

白石 珠:門脇 麦 (主演)

25歳の大学生で、恋人の卓也と同棲中。
大学の修士論文のテーマとして「ソフィ・カル」の「哲学的・文学的」尾行を実践することに。

NHK朝の連続テレビ小説『まれ』で、土屋太鳳演じるヒロイン・まれの親友役・津村みのりを演じ、多くの人にその独特な存在感を知らしめた門脇麦。
今回が3作目の映画主演作で単独主演は初。
過去の出演作品「愛の渦」での演技が話題となり、“実力派”女優として23歳の若さながら高い評価を得ています。

≪門脇麦の演技がすご過ぎて鳥肌が‥才能と魅力あふれる期待の女優だ≫

石坂:長谷川博巳

珠の近所に住み、大手出版社で児童書籍編集部の部長を務める既婚男性。
珠が「理由なき尾行」をする相手。

2011年の大ヒットドラマ“家政婦のミタ”で「優柔不断な父親役」として出演したのをきっかけに、個性派俳優として有名俳優の仲間入りを果たした長谷川博己さん。
芝居を中心に劇団で長年の下積みを経て演技力を磨いた彼は、昨今でも不倫男性役や悪役「MOZU」などあらゆる役柄をこなしています。

卓也:菅田将暉

珠の恋人。
女優の三ツ木桃子の運転手・雑用をしている。

モデルオーディションでの最終選考をきっかけに『仮面ライダーW』で初主演。

22歳の若さで映画にも多数出演しており、2013年には若手俳優陣を押しのけ『共食い』で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
“実力派”の仲間入りを果たします。

そのクールな顔立ちから一癖ある役どころが多いのが特徴的。

最近はあらゆる役柄に挑戦していることから「カメレオン俳優」とも呼ばれているようですね。

≪菅田将暉の演技が魅力的すぎる!役作り方法やブレイクのきっかけも≫

篠原:リリー・フランキー

珠の恩師で仏文科の教授。
珠に、修士論文のテーマとして「理由なき尾行」の実践をすすめる。

『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』の著者として有名になりましたが、俳優、小説家、ミュージシャン、デザイナーなど幅広いジャンルで活躍するリリー・フランキーさん。

その感性豊かな才能は俳優としても発揮されていて、2013年には『凶悪』『そして父になる』で助演男優賞を受賞し、現在色々な作品から引っ張りだこ状態です。

この4名をメインキャストに向かえた今作。
4人の個性が入り混じり、原作の良さをグッと引き出していますよね。

この他にも、篠原の妻を西田尚美さん、石坂の恋人・澤村しのぶを篠原ゆき子さん、珠と卓也が住んでいるマンションの管理人を鳥丸せつこさんが演じることが発表されています。

まとめ

原作では、珠が尾行することで偶然相手の秘密を知ってしまい、それが卓也や篠原との関係性をさらに複雑化させていきます。

また、篠原の妻や珠と卓也の住んでいるマンションの管理人など、原作では登場しない人物が登場することから、本作のストーリーは原作がいくつかアレンジされているようです。

主人公の心理描写が繊細かつ複雑な作品ですが、その難しい役柄を門脇麦さんがどう演じるか?また、原作とは違ったストーリーが結末にどのように影響してくるのか?

本作と原作、どちらも気になりますが、原作は予め読んでおいてもよさそうな作品ですね。

ちなみに本作はR-15指定ということもあり、中学生以下の皆様は鑑賞できないようですのでお気をつけください。

映画『二重生活』は、2016年6月25日全国にて公開予定です。

それでは今回はこの辺で!

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