「おんな城主 直虎」今川氏真はどんな人物?尾上松也の演技が光る!
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NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で
今川義元の嫡男・今川氏真を演じるのは
歌舞伎俳優の尾上松也さん!
今川家のプリンスといわれる
氏真を演じるにあたり、
松也さんの放つオーラが半端じゃない・・。
松也さん以外の役者さんが思いつかないほど
はまり役のような気がします!
今回は、今川氏真がどんな人物なのか、
尾上松也さんの演技や思いなどを
お伝えしていきたいと思います!
今川氏真はどんな人物?
*ここではわかりやすく簡単に説明しています。
今川義元の嫡男で蹴鞠の名手ともいわれていました。
(信長が「見たい」というほどの凄腕だったようです)
甲相駿(こうそうすん)三国同盟を成立させるため、北条氏康の長女・早川殿と政略結婚。
桶狭間の戦いで父・義元は織田信長に討たれ、その後氏真が家督を継承します。
でも、今川の統治に対する不満のため、家臣の離反が相次いで起こり、家勢は弱体化していきます。
この離反を防ぐための見せしめとして、井伊直親を家臣の朝比奈泰に誅殺させている。
そして井伊家を滅亡させようと追い込んでいくのです。
ですが、家臣の松平元康(徳川家康)に裏切られ、同盟を結んでいた武田信玄にも裏切られ、徳川と織田、武田の双方から攻め込まれて、氏真の代で大名としての今川家は終焉したのでした。
氏真は、一代で一族を滅亡に追いやったことからも戦国時代の大名の中でも評価は低いです。
父・義元が政治的センスに長けていただけに比較をされてしまったという不運もありますよね。
氏真を一個人としてみると、剣術・和歌・蹴鞠などの高い教養を身につけており、体も丈夫。
彼個人を慕って付き添い続けた家臣も多く、氏真もこの家臣たちの就職のために駆け回ったともいわれており、悪人ではなかったようです。
そして、妻・早川殿とも政略結婚ではありましたが、とても仲が良かったとも伝えられています。
氏真は、家督を継承する器ではなかったかもしれませんが、人としては魅力的な人物だったといえますね。
尾上松也の演技が光る!
今川家の嫡男として優雅に育ち、その育ちの良さを尾上さんは見事に表現しています!
ご本人いわく、着物さばきも優雅さを意識しているのだとか。
蹴鞠の名手といわれているだけに蹴鞠を楽しむシーンがありますが、これは尾上さんご自身が全力で楽しんでいるそうです(笑)
現代でいうとサッカーのリフティング!?(笑)
という感じですが、実際に松也さんはフットサルをやっています。
ここでは松也さんの素の表情が期待できますね!
尾上さんの着物姿は、かっこいいとか素敵とかではなく、「美しい」という言葉がしっくりきますね。
もっと言うなら「絵に描いたように美しい」です(ほめすぎ?)
松也さんは過去にも大河ドラマに3度出演されていますが、個人的には、大河ドラマに出演した役者さんでこんなに見とれたのは初めてでした。(笑)
氏真の祖母にあたる寿桂尼(じゅけいに)を演じる浅丘ルリ子さんも松也さんの存在感をテレビのインタビューで絶賛されていらっしゃいました。
尾上松也の役への思い
松也さんは、今川の転換期に生まれたことで氏族滅亡の全責任を負わされた氏真のことを「悲運な方だったなと思います」とおっしゃっています。
実際、現代では氏真の政策などは見直され、高く評価されています。
時代が違えばもっとすごい人になっていただろう・・という見方もありますからね。
偉大な父・義元の死によって、氏真を取り巻く状況が激変した時に、氏真自身が精神的にもつらい状態になったことを
松也さんは「誰だってたび重なる裏切りにあい、危機感の重圧に押しつぶされそうになって逃げ出したくもなる」と理解を示しています。
そして
「今作では、ただ落ちていくだけではない氏真の本質や思いの背景、人間味なども表現できればいいなと思っています」
と、コメントされています。
さらに、氏真にとってとてもショッキングな出来事といえば家臣の松平元康(徳川家康)の裏切り。
氏真は元康に信頼をおいていたからこそ、この裏切りに怒りを爆発させます。
怒りのあまり、自分が不利な状況になる行動を繰り返す氏真を、松也さんは「ある意味人間らしい」と。
松也さんが氏真に愛着をもっている感じがいいですよね!
今川氏真・・あまりいいイメージは持っていなかったのですが、演じる松也さんの思いを知ったことで、氏真をみる目が少し変わりました。
”氏真にしかわからない苦しみもある”という視点で、今作を視聴してみたいと思います!
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